精神科 閉鎖病棟に入ってみた!できることは?必要なものは?入る方法 解説
こんにちは!精神科の閉鎖病棟に入ってみたことはありますか?
閉鎖病棟とは、入ったらどうなるか等、実際に愛知県の閉鎖病棟に入ってみた経験を記事にしてみました。
閉鎖病棟が気になる方に読んでいただきたいです。
閉鎖病棟とは?
閉鎖病棟とは、精神科病院で、病棟の出入り口が常時施錠され、病院職員に解錠を依頼しない限り、入院患者や面会者が自由に出入りできないという構造を有する病棟です。
年齢別や症状別に病棟が分かれている場合もあり、持ち込めるものも病院によって様々です。
私が入院した閉鎖病棟はスマホなどの電化製品、カッターなどの刃物、ロープなどの持ち込みができませんでした。
私は自殺を行う危険性が高いということで入院しました。
どうして入院することになった?
入院したきっかけは、親が警察を寮に呼んだことがきっかけでした。
20歳の頃、一人暮らしで寮で働いていた私は、希死念慮が強いうつ症状で精神科に通院していましたが症状が落ち着かず、死にたくなってお酒を飲んでリストカットをした写真を親に送り付け、「お前が産んでいなければこんな悲しみは生まれなかったんだ」と訴えていました。
すると寮に親が連絡して警察を呼び、そのまま病院に行って手当てを受けました。
その翌日、会社の上司がことを聞きつけ、私を閉鎖病棟に連れて行きました。
親不孝だね!
院内でできること
院内でできることは新聞を読んだり、1日1時間だけチャンネルを先着順で予約できるテレビを楽しんだり、本を読んだり、患者との会話を楽しんだりしていました。とにかく暇なので、話せる人がいるだけで嬉しかったです(∗˃̶ ᵕ ˂̶∗)
入院した時は丁度東京オリンピックの時期だったので、テレビはオリンピックの生中継をよく付けていました。
テレフォンカードを使用すると電話をかけることができたので、暇で仕方ない時は家族に電話をかけていました。
火曜日と木曜日だけ売店へ行くことが許されていました。院内に冷凍庫は無いので、火曜日と木曜日だけアイスを食べることができました。この時に自分のおやつを買ったりします。
月、水、金だけはお風呂に入ることができました。
洗濯機は有料で、コインランドリーで100円で回すことができました。こちらも時間を予約して、空いている時間に使うことができました。
夕方はデイケアの時間があり、塗り絵やナンプレ、卓球や麻雀、将棋などを患者や職員の方と楽しみました。
朝、昼、夕はみんなと一緒にご飯を食べたのち、お薬タイムがありました。
朝は体操の時間がありました。
1週間に1回、カラオケの時間がありましたが、知っている曲はあんまり収録されておらず、スピッツのロビンソンを歌いました。
職員の方にお薬を貰って飲み、口の中を見せることで飲んだことを確認してもらいます。
夜になると消灯し、就寝させられます。
眠れない時はナースコールを呼ぶと睡眠薬を処方してもらえました。
外への散歩は一切許されませんでした。
どこの閉鎖病棟でもお酒、たばこは禁止です。
変な人はいる?
私が入院した閉鎖病棟は、かなり重たい症状の方もいました。自分では何もできない認知症の方や、叫んだり幻覚が見えたりするなどといった人もいました。
私の症状は希死念慮ですが、症状は軽かったので、症状の軽い人を見つけて話しかけていました。
周りの患者にセクハラに合ったりした場合は、職員の方に相談して助けてもらっていました。
どうしたら出ることができる?
医師への定期診察の時に、閉鎖病棟から出たいことを告げると医師の診察の上、出ることができます。
出たいと言ってもすぐに出ることができないので注意!
閉鎖病棟を出ても問題がないと医師が判断した場合に出ることができます。
死にたいと言ってはいけないと医師に言われ、結局数カ月で出ることができました。
あるといいもの
閉鎖病棟に入院する際、あった方がいいものは本です。
電子機器が持ち込めない場合があるので、紙媒体の本を持っていくのがおススメです!
入院中に読んでよかった本は「嫌われる勇気」です。どうすれば人は幸せになれるのか、アドラーの教えによって明確になるような気がしました。
もう1冊は「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」です。効率よくマネジメントする方法と、高校野球に挑む高校生のストーリーがとても面白くて楽しかったです。
その他、長編の漫画などは時間も潰せますしおススメです!
身だしなみはこの際気にしない方がいいかもしれません!
2~3日分の服、歯磨きセット、洗濯セット、ハンガー、タオルなどは持っていきましょう!
まとめ
今回は閉鎖病棟に入るとどうなるのか?を、自身の体験をもとに記事にしましたが、いかがだったでしょうか。
とても暇になりますし話し相手がいるとも限らないので、閉鎖病棟には入らない方がいいです!
とても症状が深刻な場合にのみ入った方がお財布にも優しいです。
記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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