マイスリーについて解説 他の睡眠薬との違いは?
こんにちは!マイスリーについて知っていますか?
私は不眠症の症状に悩まされているのですが、この度マイスリー(ゾルピデム)を処方されました。今回はマイスリーについて、効果を実際に飲んでみた感想も合わせて解説していきます。
本記事は約10分で読むことができます。
マイスリーとは?
マイスリーとは、一般名をゾルピデム酒石酸塩という入眠剤で、不眠症の患者に処方されます。
ベンゾジアゼピン骨格を持たないため、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬と呼ばれます。
GABA系の抑制機構を増強することで催眠作用があります。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬との違いは?
ベンゾジアゼピン系睡眠薬もGABA系の抑制機構を増強しますが、マイスリー等の非ベンゾジアゼピン系睡眠薬と何が違うのでしょうか。
ベンゾジアゼピン受容体にはω1とω2という受容体があり、ベンゾジアゼピン系睡眠薬はω1とω2の両方に作用するのに対し、非ベンゾジアゼピン受容体はω1のみに作用します。
- ω1は催眠に作用
- ω2は抗不安、抗けいれん、筋弛緩に作用
そのため、ベンゾジアゼピン系睡眠薬は催眠と鎮静作用のほかに抗不安作用と筋弛緩作用が強いのが特徴です。
ベンゾジアゼピン系睡眠薬と比較して、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬のメリットは
- 催眠効果のみに特化している
- 作用が短期間で、翌朝ぼーっとしにくい
- 睡眠の質が落ちにくい
- 依存性が弱い
ことが挙げられます。デメリットとしては
- 不安に作用しにくい
- 作用時間が短く、夜中に目が覚めやすい
- 健忘、意識がもうろうとする場合がある
があります。
どちらの睡眠薬もアルコールと一緒に摂取すると、双方の作用が強まってしまうため、アルコールと一緒に摂取することは控えるようにしましょう。ベンゾジアゼピン系睡眠薬とアルコールを一緒に摂取してみた記事がこちらです↓
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の違いは?
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の中でも違いはあるのでしょうか。非ベンゾジアゼピン系睡眠薬はマイスリー、アモバン、ルネスタの3種類あり、作用時間と効き目の強さをまとめると以下のようになります。
製品名 | 作用時間 | 強さ |
マイスリー | + | +++ |
アモバン | ++ | ++ |
ルネスタ | +++ | + |
非ベンゾジアゼピン睡眠薬の中でも、マイスリーは短時間で効き目が強い薬であることがわかります。アモバンとルネスタは苦みが強いという特徴もあります。
実際に飲んでみた
2023/3/15日にマイスリーを処方されたので、実際に飲んでみました。
以前から不眠の症状はあり、ベンゾジアゼピン系睡眠薬ではジアゼパム、非ベンゾジアゼピン系睡眠薬ではルネスタを処方されたことがありましたが、あまり眠ることができずにおり、今回睡眠薬を変えてもらう形でマイスリーが処方されました。
今日まで4日間飲みましたが、寝付くのに時間がかかるといったことはなく、よく眠ることができました。
健忘等も特に現れませんでした。
元々自分は寝付きにくく、寝付いたら起きにくいタイプなので、短時間で効き目が強いマイスリーは合っているように感じました。
今私は休職中のため、ストレスが少ないこともよく眠れた要因の一つかもしれません。このまま復職してもよく眠れれば良いなと思いました。
まとめ
今回はマイスリーについて、他の睡眠薬との違いを紹介しましたがいかがだったでしょうか。睡眠がうまく取れないと、とても辛い思いをするだけでなく、心身の不調にも繋がってしまいます。読者の方も自分に合った方法で、良い睡眠が取れることを願っています。
記事を読んでいただき、ありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません