SSRI系抗うつ薬 飲み始めの副作用について 体験レポート
こんにちは!SSRI系抗うつ薬を飲んだことはありますか?
私は2023/3/7にメンクリを受診し、SSRI系の抗うつ薬であるレクサプロ錠10mgを処方してもらいましたが、抗うつ薬に対しての誤解もあり、1週間程度副作用に悩まされることになってしまいました。
これから飲み始める人が副作用に悩まされることが少なくなるよう、実際に飲んでみたレポートを含めて、SSRIの飲み始めの副作用に関しての解説をしていきます。
本記事は約10分で読むことができます。
SSRI系抗うつ薬とは?
SSRIとはSelective Serotonin Reuptake Inhibitor(選択式セロトニン再取り込み阻害薬)の略で、脳内の神経間のセロトニンの再取り込みを阻害します。
放出されたセロトニンの細胞内への取り込みを阻害することで、脳のセロトニン濃度を上げることができます。
SSRI系抗うつ薬の種類には、ルボックス・レクサプロ・パキシルなどがあります。
他の抗うつ薬に比べると、セロトニンのみを効果的に増やすことができる抗うつ薬になります。
即効性に欠け、効果が出るまでに2~3週間(場合によっては6週間)かかると言われています。
SSRI系抗うつ薬は、使用して数時間で脳内のセロトニン濃度が高まりますが、脳が高まったセロトニンに適応するために2~3週間かかるというメカニズムらしいです。
SSRI系抗うつ薬の副作用とは?
SSRIは他の抗うつ薬と比較すると副作用は少ないと言われていますが、脳以外にもセロトニンの受容体があるため、副作用が発生するケースもあります。副作用としては、
- 吐き気
- 下痢
- 傾眠
- めまい
などが報告されています。また、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告もあり、リスクとベネフィット(危険性と利益)を考慮すること。とあります。
抗うつ薬なのに、自殺のリスクも増えちゃうんだね…
飲んでみた結果
では実際に飲んでみたので、感じたことをレポートにまとめていきます。
3/7(火) メンタルクリニック通院日
通院のため、仕事はお休みにしてもらいました。憂鬱な気分が続いたため、医師にレクサプロ10mg(SSRI系抗うつ薬)と、モサプリドクエン5mg(副作用の吐き気止め)を1日1錠で1か月分処方され、夜に1錠ずつ飲みました。夜中は少し気持ち悪い感じもありましたが、普段通り眠ることができました。
気分:かなり落ち込んでいたけど、抗うつ薬を処方してもらい、これから良くなるぞという希望もある感じです。
3/8(水) 服用2日目
少し吐き気がありましたが、なんとか仕事を終えることができました。夕食前、お腹がすくと吐き気が増強される感じがありました。夕食後1錠ずつ薬を飲んだ後、夜中心臓がバクバクする感じと吐き気があり、ほぼ眠ることができませんでした。
気分:薬が効いてこないので焦る気持ち、希死念慮がかなり強いです。気持ち悪くて食事もあまり喉を通りません…。
3/9(木) 服用3日目
一番吐き気が強かったです。あまり眠れていないこともあり、かなり辛い1日となりました。必死で仕事を終わらせました。日中は自分が死んでしまった後のことばかり考えました。帰り道は足元がふらつき、近くのビルから飛び降りてしまおうかとも考えました。それでも抗うつ薬が効くことを願い、寝る前は1錠ずつ飲みました。
気分:希死念慮がとても強くて、死んでしまいたいと強く思っています。
3/10(金) 服用4日目
少し吐き気は和らぎましたが、まだ少し吐き気がありました。仕事はなんとか終わらせることができました。
気分:ネットで検索しSSRIは効き目が遅いことを知って、希死念慮が副作用だと感じ、少し気が楽になりました。
3/11,12(土、日) 服用5,6日目
かなり吐き気は和らぎました。土日はゆっくりと休むことができました。
気分:副作用はかなり落ち着いてきて、ゆっくりできたので気分も落ち着いてきました。抗うつ薬が効いてくるのが待ち遠しい感じです。
まとめ
まず自分がSSRI系抗うつ薬に対する知識がなかったため、効き目が無いと焦っていたり、副作用で希死念慮が強くなって死んでしまおうかとも思ってしまいました。
SSRI系抗うつ薬は飲み始めが一番副作用が強いと言われていますが、吐き気や希死念慮の副作用は、服用から5日程度で良くなりました。※個人差があります。
正しい知識を持つことで副作用の準備をすることができ、辛さを軽減することができると感じました。まだSSRI系抗うつ薬の効き目は実感できてはいませんが、実感できたらまた記事にしたいと思います。
記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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