スーサイドバッグ(exit bag)とは?苦痛なく死ねる?やり方解説
はじめに
1月29日、あるツイートが話題となりました。
ツイートによると、睡眠羊さんという方が1月24日にスーサイドバッグを用いてヘリウム自殺を行い、安楽死に成功した模様です。2月1日現在もアカウントは更新されていません。苦痛を感じた場合は中止するそうですが、苦痛なく逝けたようでよかったです。睡眠羊さんのご冥福をお祈りします。
そこで、苦痛なく逝けるというスーサイドバッグとは一体何か?調べてみました。
本記事は約10分で読むことができます。
スーサイドバッグとは?
スーサイドバッグ(exit bag)とは、安楽死用の装置の一部分であり、大きなプラスチック製の袋にドローコードを付けたものである。
wikipedia
プラスチック製の袋というのは、ビニール袋など不浸透性の袋を指します。ドローコードというのは袋の口をすぼませるための紐です。パーカーのフードなどについています。
使い方
使い方はスーサイドバッグを被って口を縛り、ガスをバッグの中に注入し呼吸をします。ガスには酸素や二酸化炭素を含まない気体を用います。
二酸化炭素じゃ自殺できないの?
血中二酸化炭素濃度が高くなると倦怠感、頭痛、息苦しさが生じてしまうため、安楽死には二酸化炭素は適しません。スーサイドバッグでの自殺には主にヘリウムやアルゴン、窒素が利用されます。
メカニズム
不浸透性の袋を用いることで、必要最低限の量のガスで自殺することができます。酸素が乏しいガスを吸入すると、酸素の補充が行われないだけでなく、血中の酸素が急速に失われていきます。その後、酸素の失われた血液が脳を通過すると意識を失います。酸素濃度が心臓の機能を維持するのに不十分になると心臓が停止し、死に至ります。意識を失ったのちに心臓が停止するため、意識が失っていても袋の口が開かないようにしなければなりません。
メカニズム的には練炭自殺とほぼ一緒のため、こちらも参考にどうぞ。
ガスの入手ルートは?
でも、ガスってそう簡単に入手できるのかな?
睡眠羊さんのガスの入手ルートは定かではありませんが、実験用のガスは簡単に入手することができます。
※変声用のパーティーグッズのヘリウムガスは酸素が含まれているため、自殺に用いることはできません。
参考
一番伝えたかったこと
睡眠羊さんが残したツイートは、成功事例のデータが少ない自殺界隈にとって大きな一歩となりました。私たちは睡眠羊さんの残してくれたツイートを参考にしながら、睡眠羊さんが一番伝えたかったことを広めていかなければなりません。それは、睡眠羊さんが何回もツイートしていたこちらです。
それは、国に安楽死を求めることです。
きっと睡眠羊さんはスーサイドバッグによる自殺を行うにあたって、準備の手間や大きな不安もあったことと思います。安楽死を認めることでこういった手間や不安を感じる人がいなくなることを願っていたのでしょう。
自殺オフについて
どうしても死にたいけど、誰かと一緒が安心するといった場合もあると思います。
テレグラムにオープンチャット「うつ・自殺募集チャット」を作りましたので是非見てみてください。
https://t.me/+46AvIwfyEOAzMTFl
まとめ
今回は1つのツイートをもとに、スーサイドバッグについての記事を書いてみました。私も安楽死制度には賛成しています。苦しみながら、不安を抱えながら逝く人がいなくなることを願っています。
また、将来的には自殺について考えることなく、生きたいと思える社会を願っています。
記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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