こんにちは!日本政府が大麻取締法の改正案を提出しようとしていることは知っていますか?
今回はその件について、内容や経緯などを説明していきます。
この記事を読めば、大麻と政治の関係はバッチリ!
是非読んでみてください!
大麻取締法の改正案とは?
自民党の部会で2023年9月7日、改正の内容について厚生労働省が説明した内容は主に、
- 医療用大麻の解禁
- 大麻使用罪の創設
です。それぞれ解説していきます。
医療用大麻の解禁
今、大麻の成分で医学的に効果があるものを医療用大麻として活用する国が増えています。
医療用大麻の解禁というのは、難治性てんかん等の治療薬など、大麻由来の成分を使った「医療用大麻」を使えるようにするというものです。
現行法は、大麻の栽培や所持、大麻を原料とする医薬品の使用を禁じていますが、これを解禁しようというのが改正内容です。
大麻使用罪の創設
現行法では、大麻を所持し、栽培し、譲り受け、譲り渡し、又は研究のため使用してはならないとされており、使用に罪はありません。
使用罪を創設し、罰則を強化することにより乱用を防ぐことが目的のようです。
大麻を吸って路上で寝ていたら、警察に見つかりそのまま逮捕…というケースも!?
「ダメ、ゼッタイ。」はそのままなんだね…
結局、政府はどうしたいの?
医療用の大麻は解禁されたのに、嗜好目的の大麻の罰を増やして、結局何がしたいの?と思うかもしれません。
これには大きく、日本の今までの大麻との関わり方と、『エピディオレックス』という薬が大きく関係してきます。
日本の今までの大麻との関わり方
日本は大麻のことを「違法薬物」として「ダメ、ゼッタイ。」というスローガンのもと排除してきました。
急に解禁することになれば、国民が政府のことを信用できなくなりかねません。
なので今回は医療用に限り大麻成分の使用を解禁、嗜好品としての大麻は「ダメ、ゼッタイ。」と掲げ続けるということなのでしょう。
『エピディオレックス』って?
では先ほど名前が出てきた、『エピディオレックス』とは何なのでしょう。
『エピディオレックス』とは、大麻草由来のカンナビジオール(CBD)を有効成分とする医薬品で、イギリスGW製薬の子会社、Greenwich Biosciences, Inc(米国カリフォルニア州)が発売するカンナビノイド医薬品です。
米国と欧州では難治性てんかんであるレノックス・ガストー症候群(LGS)とドラベ症候群(DS)、結節性硬化症 (TSC) に対する承認を得ています。
こちらの『エピディオレックス』には、指定薬物として指定されているΔ9-テトラヒドロカンナビノール(THC)を微量に含みます。
「ダメ、ゼッタイ。」の成分が入ってる…?
医療用大麻を解禁するということは、合法の大麻の栽培所、加工所ができることにも繋がります。
国民は間違いなく困惑するでしょう。
どうしてこういった改正が行われるのか?(推測)
これからは推測になりますが、米国が販売する薬が売れたら米国は喜びます。なので日本にも売りたいはずです。
ですが、日本には大麻取締法があるので医療用大麻を成分とする薬は販売することができません。
なので、米国が日本に法改正を求めたのではないかと推測されます。
ですが、日本政府も「ダメ、ゼッタイ。」としてきた成分を急に解禁することはできません。なので「大麻使用罪」を創設することで乱用を防ごうとしているのだと思われます。
今後はどうなるのか?
これからですが、先日の指定薬物部会でTHC系が包括規制されたこともあり、日本政府は大麻を「ダメ、ゼッタイ。」の姿勢は変えないものと思われます。
先日の指定薬物部会による規制内容はこちらをご覧ください。
今後の大麻業界ですが、本物、違法の大麻が流行ることが簡単に予測されます。
そこで政府がどうするかは、私たちカンナビノイドを愛する人たちの行動によるかもしれません。
まとめ
今回は自民党の部会で2023年9月7日、改正の内容について厚生労働省が説明した内容について解説しましたが、いかがだったでしょうか。
合法カンナビノイド業界は廃れていき、本物の大麻が流行ることが予測されます。
私たちの行動により、政府に大麻解禁を意識付けてもらえると嬉しいですね。
記事を読んでいただき、ありがとうございました。