硫化水素の危険性、自殺やり方 方法 解説
苦痛 ☆☆? 手間 ☆☆☆☆☆ 致死度 ☆☆☆
こんにちは!硫化水素って知っていますか?
温泉に入っているとき、硫化水素の独特なにおいがあり、身近に感じることもあったり、最近だと硫化物を用いた電池の開発が進んでおり、水と反応して硫化水素ができてしまい問題に上がったりしています。
今回は硫化水素について解説していきます。
本記事は約15分で読むことができます。
硫化水素とは
硫化水素とは、無色の気体で、化学式H₂Sを持つ硫黄と水素の無機化合物です。空気に対する比重は1.1905です。
空気より重いんだね!
天然には火山から排出されるほか、温泉にも含まれます。特徴的な腐った卵のような匂いがあり、腐卵臭とも言われます。
硫化水素の危険性
硫化水素は0.001ppmから特有の臭いを感じます。1ppmが労働安全衛生法の基準値、5ppmで不快な臭いがします。
50~100ppmで気道刺激、結膜炎が発生します。100~200ppmで嗅覚が麻痺します。
臭いを感じなくなると危険!
600ppmで1時間で亜急性中毒、1000~2000ppmで即死する濃度になります。
致死量を1000ppmとすると、空気1㎥中に1L(=0.1%)の硫化水素があると致死量になるということになります。硫化水素は密度1.36㎏/m³なので、重さにすると1.36gの硫化水素が発生すると致死量に至ります。
0.1%だけで死んじゃうんだね!
硫化水素の自殺への利用
毒性の強い硫化水素の特徴を生かし、自殺にも利用されてきました。自殺に主に利用されてきたものは、「六一〇ハップ」という入浴剤です。
六一〇ハップは硫黄を成分とし、元の赤っぽい液体がお湯に溶かすことで白濁となるとともに、温泉の香りが広がることや、美肌効果があり、とても人気の入浴剤でした。ですが六一〇ハップと洗剤を混ぜることで硫化水素を発生させ自殺へ使用されることが多発し、2008年に販売中止となってしまいました。
六一〇ハップが発売中止に!?もう自殺で使えないのか…
と落ち込むのはまだ早く、ほぼ成分が同じの製品が、村上商会から湯の素という名前で販売されているようです。↓
多硫化態硫黄(多硫化カルシウム)の成分の量が、六一〇ハップ16-19.5%に対し、湯の素が18%となっており同程度です。
また、六一〇ハップと同成分のため、代替品として石灰硫黄合剤も利用することができます。↓
石灰硫黄合剤は農薬として使われており、ホームセンターのガーデニングコーナーでも入手することができます。多硫化カルシウムとして27.5%入っており、こちらも六一〇ハップと同程度です。
合わせる洗剤としては、トイレ用洗剤として有名なサンポールが主に使われます。↓
サンポールは塩酸が9.5%含まれている液体です。
これらの入浴剤や農薬を1:1の割合でサンポールを混ぜることで致死量の硫化水素を発生させることができます。
硫化水素自殺のメカニズム
これから硫化水素が発生するメカニズムを解説していきます。
上記の入浴剤や農薬に用いられている硫化カルシウムは、化学式CaSで表される無機化合物です。酸を作用させると硫化水素と塩化カルシウムが発生します。
CaS + 2HCl → CaCl₂ + H₂S
1㎥の部屋で、致死量である1.36gの硫化水素を発生させるには、15gの入浴剤もしくは石灰硫黄合剤と15gのサンポールがあればいいという計算になります。
ですが、濃度を一気に高めればその分だけ苦しむ時間が短くなることや、致死率を高めるために、2kgの入浴剤もしくは石灰硫黄合剤と2Lのサンポールを合わせることが主流となっているそうです。広い部屋で行う場合は更に量を増やす必要があります。
硫化水素自殺の場所・道具について
硫化水素自殺は以前に記事で取り上げた練炭自殺の方法と同じく、ガスによる自殺になるため、場所はほぼ車内か浴室に限られます。1日は見つからない場所を選びましょう。練炭自殺の記事↓
道具も同じく目張り用の機密テープが必要になります。
また、液体を混ぜるためのバケツも用意しましょう。ポリエチレン製のものがおすすめです。
致死量の硫化水素があれば一瞬で意識を失うとされているため、睡眠薬などは必要ありません。
硫化水素自殺の方法
方法①目張りをする
自殺を行う部屋の中に入り、車内だとドアの隙間や、窓の隙間、エアコンの通気口などを機密テープで塞ぎ、浴室やシャワールームだと換気扇周辺、窓の隙間、ドアの隙間を塞ぎます。これにより硫化水素が漏れることを防止します。
練炭自殺と違い、硫化水素は毒性の強い気体なので、発見者が亡くなる事故を防止するため、「ガス発生中」などの書置きが外から見れる状態にしておくと周囲に優しいです。
方法②入浴剤または農薬とサンポールを混ぜる
用意したバケツの中に、2kgの入浴剤もしくは石灰硫黄合剤と2Lのサンポールを合わせて入れ、サンポールの容器でかき混ぜます。混ぜてから約5分後に硫化水素が最大濃度に達するため、それまでは新鮮な空気を吸うように心がけましょう。
方法③バケツに顔を近づけ、ガスを一気に吸う
最大濃度に達した硫化水素を一気に吸うことでノックダウンが起こり、一瞬で気を失い、死に至ります。
自殺オフについて
どうしても死にたいけど、誰かと一緒が安心するといった場合もあると思います。
テレグラムにオープンチャット「うつ・自殺募集チャット」を作りましたので是非見てみてください。
https://t.me/+46AvIwfyEOAzMTFl
まとめ
硫化水素の危険性や、自殺方法をまとめましたがいかがでしたでしょうか。
硫化水素は毒性が強いため、助けに行った人も全滅…といったような事故も絶えず発生しています。周りの人も気遣い、ガスが発生していることをしっかりと明示することが大事になります。
一瞬で気を失い、死に至り、苦痛を感じにくい点が硫化水素自殺のメリットになります。本記事を読んで、少しでも心が晴れたなら幸いです。
本記事を読んでいただき、ありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません